そもそも投資・運用は人生において必要なのか?
そもそも、投資や運用は人生において必要なのでしょうか?お金を殖やすなんてことは考えずにただ、一生懸命働けばいいという考えをお持ちの方もいるかもしれません。
しかしながら、年金制度があてにならない上に、必要な老後資金は自分で準備しなければならないという現実に対しては、投資や運用で一定の資産を殖やすというのは老後を過ごす上で必要不可欠になっているのも事実なのです。
老後に必要なお金
平成21年度に行われた家計調査によると、「平均的」な夫婦における老後の生活費は23.5万円。またゆとりがある生活を行うためには37万円が必要と言われています。
一方で、年金として受け取れるお金は、「会社員の夫と専業主婦(orパート)の妻」のケースで20.4万円と不足しています。
つまり、モデルケースで考えても月に3万円程度の不足、ゆとりある生活で考えるなら15万円以上の不足が生じることになるわけです。
そのため、不足分は「貯蓄」によって貯めておく必要があるわけです。仮に90歳まで生存するとするならば約1000万円、ゆとりある生活を送るためには5000万円も準備しておく必要があるわけです。
中間としても2000〜3000万円は公的年金とは別に確保しておく必要があるわけです。
老後までに3000万円を貯める方法は?
じゃあ、60歳までに3000万円を貯蓄するにはどうしなければいけないのか?
30歳から積立貯金をするとかんがえると年100万円を積み立てればいいことになります。月々8.5万円くらいです。これは老後資金ですので、その他の貯蓄(子供の学費や住宅購入のための資金など)は別です。
結構現実的ではないですよね。
そこで投資を考えてみましょう。仮に年率5%で運用できるとします。これを「複利」で運用することができると考えた場合、1年に必要なお金は451500円になります。月々にすれば37625円当初の半分以下で済むことになるわけです。
月4万円弱というのであればとたんに現実的になってくると思います。
このように、投資・運用というのは、将来の老後を考える上でも必要不可欠なものとなっています。また、老後だけでなく、「子供の学費」「住宅購入」「夢の為の資金」など人生を生きる上では様々な資金が必要になってきます。
上手に投資をして殖やすということは、こうした夢までの距離を縮めることができるともいえるわけです。
投資というのは「殖やすことが目的」ではなく、そうした殖やしたお金を人生に活かすというのが目的です。
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