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収入と支出のチェック(家計の収支分析)
まずは、自分自身や家庭の収入と支出を知る事が今後のご自身のマネープランを立てていく上で極めて重要な要素になります。収入の内訳を知り、または今後その収入がどうなるのか?という分析。また、支出の内訳を知り、今後どのように支出が増加(減少)するのか?その際の資産はどのようになっているのか?ということを実際に診断していきましょう。
収支の家計診断はお金の流れ(フロー)をチェックすることができます。このフローがプラスであることというのは、家計が安定的であることを示します。
ここがマイナスなのは論外ですが、プラスでも金額が小さい場合は要注意です。
ステップ1:収入を分析する
まずは家計の収入を見ていきましょう。収入は比較的簡単に計算することができるとおもいます。下記は例(Aさんの家計収入)となります。
なお、給与収入以外にも安定的な収入があれば加えていいです。ただし、株の売却益のような不確定要素の大きいものは除外しておくべきです。
収入の項目 | 金額 |
夫の給料(手取り) | 300,000円 |
妻のパート収入(手取り) | 123,000円 |
収入合計額(1) | 423,000円 |
この合計額である(1)が家計の収支におけるプラス部分のフローです。
ステップ2:支出を分析する
支出を分析する際は、収入のように単純に合算してはいけません。支出は大きく二つに分類していきます。一つは「固定支出」もう一つは「変動支出」です。
ただし、固定費と変動費についてはしっかり分けてほしいところですが、食費・雑費などの項目はある程度ざっくりで問題ありません。
またクレジットカードでお買い物をすることも多いかと思いますが、カード利用分は支払い日ベースではなく、使用日(カードを使った日)をベースにして計算します。
なお、この支出には「預金」「株の購入」といった資産運用部分は入れないでください。
固定費をチェック
固定費は毎月固定的に支出するお金です。代表的な物として下記のような費用をあげています。
固定費の項目 | 金額 |
家賃 | 100,000円 |
塾や習い事などの費用 | 40,000円 |
生命保険料 | 30,000円 |
駐車場代 | 15,000円 |
月々のローン返済 | 20,000円 |
固定費用合計額(2) | 205,000円 |
変動費をチェック
変動費は毎月使用額が変動する費用です。下記のように項目を分けていますが、そこまで厳密日にチェックする必要はありません。金額がはっきりわかればOKです。
変動費の項目 | 金額 |
食費 | 70,000円 |
交際費 | 30,000円 |
光熱費+水道代 | 10,000円 |
通信費 | 20,000円 |
雑費 | 20,000円 |
変動費用合計額(3) | 150,000円 |
費用の合計額を算出する
これは簡単ですね。(2)と(3)を加えるだけです。上記の例なら下記のようになります。
総費用(4):355,000円・・・(2)+(3)
以上で、収入と支出(固定費+変動費)の計算が終わりました。皆さんもぜひペンと紙で計算してみてください。できるだけ正確な方がいいですが、家計簿などがないのでしたらざっくりでもかまいません。
コラム:家計簿を手軽につける方法
こうした収支を管理するためには「家計簿」を導入したり記録する必要があるわけですが、できれば面倒なことはしたくないですよね?そういう方にお勧めなのが「マネーフォワード」というサービスです。
銀行の出金履歴やクレジットカードの利用状況などを一元管理することができるので、収支状況が一目でわかります。また、スマートフォンに無料アプリも用意されておりそちらも導入すれば日々の収支の記録も簡単にできます。詳しくは「資産管理・家計管理のためのマネーアグリゲーション導入」もご一読ください。
ステップ3:収支のバランスを分析・診断する
これから、いくつか計算をしながらあなたの家計を診断していきます。
診断項目としては「キャッシュフローの状況」「収支の固定比率」が重要な要素です。
キャッシュフローは黒字ですか?赤字ですか?
まずは、キャッシュフローが黒字か赤字かを計算しましょう。
キャッシュフローというのはお金の流れのことです。1カ月単位でどれだけお金が残っているのかという計算です。
収入-(固定費+変動費)
となります。例のAさんの家計の場合
423000-(205000+150000)=68000円
とキャッシュフローは黒字になっています。この計算におけるプラスのキャッシュフローはいいかえると「家計の余力」と言い換えることができます。この余力の大きさはぜひとも把握しておきたいところです。
このキャッシュフローが赤字ということは、家計は預金や資産などを削りながら生活していることになります。もちろんライフステージによってはキャッシュフローが赤字になるのがやむをえない時期があります。例えば高齢者で資産を切り崩しながら生活している場合などが挙げられます。
若い時期に長期にわたって家計のキャッシュフローが赤字という状態は家計に赤信号が灯っていると思ってください。
収入に対する固定比率を計算する
(固定費÷収入)×100=固定比率(%)
となります。例のAさんの家計の場合
205000÷423000=48.46%となります。
支出において固定費というものなかなか減らしにくい項目の一つなのです。よく家賃は収入の3割に抑えなさいといわれることもあるかと思いますが、家賃という大型の固定費が収入の大部分を占めていた場合、万が一の際にお金を作ろうと思っても中々削ることができないからです。
できる限り小さい方が家計的には健全といえるでしょう。Aさん家計の場合50%を下回っているので、まあ合格点というところです。
ちなみに、家計診断で「固定費」というのは、家計の改善をする上で最も効果的な部分です。固定費削減については「固定費を削減・節約するための方法」でも説明しているのでこちらもぜひご覧ください。
まとめ!収支管理ができたら、資産管理もやってみよう
ここでは、フローベースでの家計診断をやってきました。
そして、もう一つ大切な家計診断が「資産管理(家計のバランスシート)」です。
預貯金の金額やローンの金額などを把握することは将来の教育費、老後資金、住宅購入資金などライフプラン作成において大変重要です。
それでは「資産状況(家計のバランスシート)を作成、分析しよう」をご覧ください。
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