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外貨預金・外貨MMF・FXを徹底比較
外国為替投資商品の比較では、外国為替投資として利用される主な金融商品についてそれぞれの特徴やリスクなどをそれぞれわかりやすく比較していきます。
外国為替商品の種類(外貨預金・外貨MMF・FXを徹底比較)
一般に外国為替に対する投資商品として知られているのは以下の商品が代表的です。「外貨預金」「外貨MMF」「外国為替証拠金(FX)」それぞれで求める利益の源泉などは異なりますので、それぞれの特徴とそのリスクをわかりやすく説明していきます。
まずは、下の表を見てください。どれも「為替」を対象とした投資商品です。銀行を中心とした「外貨預金」、証券会社を中心とした「外貨MMF」、それに最近では多くの銀行・証券会社で導入されているFX取引(外国為替証拠金取引)です。
非常にザックリとした比較をするなら以下のように運用リスクを区分できるでしょう。
為替手数料 |
投資リスク |
税金(売買/利息) | |
外貨預金 |
高い |
為替リスク 銀行信用リスク |
差益:最高50% 利子:20% |
外貨MMF |
高い |
為替リスク 投資先信用リスク |
差益:20% 利子:20% |
FX(証拠金取引) |
安い |
為替リスク 業者信用リスク |
差益:20% 利子:20% |
それでは、これら三つの外貨商品の違いについて、「手数料」「リスク」「金利」「税金」の4項目から具体的に見ていきます。
外貨預金・外貨MMF・FXの手数料(為替手数料)
為替手数料で言うと、外貨預金が最も不利で、FX(外国為替証拠金取引)が最も有利となります。為替取引における手数料は取引額に対して大きな影響を与えます。
投資において取引コストは非常に重要です。特に売買頻度が多くなるほどコストの差によって投資収益の結果は大きく異なります。
短期的な売買を念頭に置く場合はFX一択です。それ以外は選択肢に入れないほうがいいです。
外貨預金・外貨MMF・FXの為替以外のリスク
意外と見落とされるのが、外貨投資におけるリスクの違いです。
まず、すべての外貨投資で共通なリスクが、為替レートの変動によるリスクです。
一般には、FXがリスクが高いんじゃないの?といわれますが、それは勘違いです。そのリスクとは、あくまでもレバレッジを使うことにより大きな資産を運用することによるリスクで本来のリスクの違いではありません。
外貨預金でも外貨MMFでもFXでも、為替レートの変動幅は同じです。(むしろ手数料が大きい分外貨預金のほうがぶれは大きくなります)
つまり、投資としてのリスクは同じで、あとはどれだけ資金を投入するかでリスクが変わってくるのです。(この資金の投入量によるリスクは「レバレッジについて」で詳しく説明します)
さて、それでは、外貨預金、外貨MMF、FXにおける個別のリスクについてみていきます。
リスクの種類 |
||
外貨預金 |
銀行の信用リスク |
銀行が破綻した場合、保護の対象外である。つまり、銀行が破綻したら元本が目減りするリスクがある。 |
外貨MMF |
投資先の 信用リスク |
外貨MMF自体は 基本的に証券会社が破綻した場合も保護される。 たただし、外貨MMFの投資先が大規模なデフォルト(債務不履行)を起こした場合、債券価格の低下により元本が毀損するリスクがある。 ただし、過去に外貨MMFが元本を下回ったことはない(リーマンショックの際も問題なかった) |
FX(証拠金取引) |
業者の 信用リスク |
相対取引を利用している場合は、業者の破綻により一定期間取引ができなくなるおそれがあるが、原則として顧客資産は信託保全されているので、最終的には保護される。 |
外貨預金・外貨MMF・FXの金利水準
基本的に「金利」というのは運用手段が違っても本来は大きく変わりありません。市場金利に連動する「外貨MMF」や「FX」の場合はそさほど金利に違いはありません。
一方で外貨預金の場合、間に「銀行」がはいることによりその金利部分についても手数料相当が抜かれております。
高金利通貨に預けて金利収入を得たいとう運用を目的にするなら外貨預金は選択するべきではないです。外貨MMFかFXを選択しましょう。
なお、FXの場合の注意点として、FXの金利相当とされるものは「スワップポイント」というもので、金利差のやり取りとなります。詳しくは「スワップとは」のページで解説しているので確認いただければと思います。
外貨預金・外貨MMF・FXの税金
外貨預金・外貨MM・FXにおいてそれぞれ税金がことなります。
外貨預金 |
譲渡益(売買益) 利子所得(預金利息) |
外貨MMF |
譲渡益(売買益) 配当所得(外貨MMFによる分配金) |
FX(証拠金取引) |
税率は一律20%の源泉分離課税となります。他の先物取引との間で損益通算が可能です。ただし、確定申告が必要となります。 |
税制上で一番不利なのは外貨預金です。
譲渡益(為替差益)は総合課税として確定申告が必要になります。
他の運用手段の場合は分離課税が選択できるので税制上有利です。税制面を考えると外貨MMFの場合「株式投資」などとの間で損益通算(損と利益とを合算)ができるというのはメリットの一つといえるかもしれませんね。
その他の外貨商品「外国株」「外国債券」
外国株(海外ETF)や外国債券なども為替レートが影響する金融商品です。
ただし、それぞれは外貨投資というよりはそれ以外の要因で変動する割合の方が大きかったりします。特に外国株はそうですね。
外国株式取引については「外国株投資」でもっと詳しく紹介しておりますので、ぜひこちらをご覧ください。
外貨預金は外貨投資で選ぶべきではない?
ここまで読んでいただいて、「外貨預金」ってまったくメリットないじゃん。と思われるかもしれません。その通りです。外貨投資において外貨預金というものはどちらかといえば搾取商品に近いです。おすすめできません。
一方で、一つだけメリットを挙げるとすると、ソニー銀行で「買い決済サービス」を提供しているところがあるという点でしょうか。 米ドルなどでお買い物をすることがある人はソニー銀行の外貨預金を「決済目的」で持つのはアリです。
詳しくは「Sony Bank WALLET」で紹介しています。
それ以外は基本的にダメ。
・FX比較ランキング 1位:DMM FX・・・(取引コストの安さに加えてトレードツールも使いやすい) (ランキング情報の根拠について)
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