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FX取引における強制決済(強制ロスカット・マージンカット)とは
高いレバレッジをかけた取引が可能なFX取引では、相場の急変などで投資家の証拠金維持率が一定を下回った場合には「強制ロスカット・マージンカット」といった緊急的な措置を取ることができるようになっています。
これは、投資家の持つポジションを証券会社(FX取引業者)が強制的に決済するというものです。これは各FX業者ごとにルールを定めています。
ロスカットとは、FX取引において多額の損失がでた場合に、これ以上の損失が発生しないようにFX取引業者が一定の基準を定め、その基準を超えた場合に投資家が保有している全ての建て玉(ポジション)を解消すること、またはその基準のことを指します。
※強制ロスカット・マージンカットというのは各取引業者によって呼び名が異なります。
大切なのは証拠金維持率が100%を超えていること
基本的に「証拠金維持率」が100%を超えていれば強制ロスカット・マージンカットされることはありません。取引のために必要な証拠金を預けているからです。
問題は、為替レートの変動等によって評価損が発生して有効な証拠金が目減りしてしまい、維持率が100%を下回る場合です。
なお、FX業者によっては維持率が100%を下回ると「マージンコール(追証警告)」を出してくる場合があります(メールなど)。
強制ロスカットを計算するための証拠金維持率のおさらい
(実効証拠金÷維持証拠金)×100=証拠金維持率(%)
です。実効証拠金は預けている証拠金から含み益を加えて含み損を引いた金額になります。
FX取引業者ごとの強制ロスカット・マージンカット水準のまとめ
2016年1月現在の各社の強制ロスカット、マージンカットについては下記の様な対応となっております。DMM FXのように比較的厳しい条件のところもあれば、マネーパートナーズなどは40%を割らなければ大丈夫ということで随分と余裕がある設計となっています。
DMM FX
証拠金維持率が100%を下回ると追証が発生。翌営業日AM4:59までに追証を差し入れるかポジションの解消が無ければ強制ロスカット
GMOクリック証券 FXネオ
時価評価総額が必要証拠金額の50%未満となったら強制ロスカット
マネーパートナーズ
維持率が40%未満となったら強制ロスカット
インヴァスト証券(くりっく365)
維持率が80%未満となったらロスカット。また、維持率が100%を下回った場合は翌営業日の26時までに入金ができない場合は全てのポジションを強制ロスカット。
強制ロスカットされたら大変
強制ロスカットは、された時点で大きな損失が発生するということはもちろんなのですが、強制決済の場合には通常よりも高い手数料がかかることが多いという点も留意しておく必要があります。
たとえば、GMOクリック証券のFXネオは売買手数料は無料ですが、強制決済(ロスカット)の際には強制決済執行時のみ、1万通貨単位あたり500円(但し、南アフリカランドは、10万通貨単位あたり500円。)が必要になります。
強制決済がされそうであるというのであれば勇気は必要になるでしょうが、自分自身の注文で反対売買をして決済をする方が手数料コストを考えてもお得となります。
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