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NISAのメリット、デメリット。NISAの始め方と基礎知識
2014年よりスタートしたNISA(日本版小額投資非課税制度)は投資による儲けを非課税とできる有利な制度です。投資の軽減税率(10%課税)が廃止され、20%の通常税率に戻されたのと同時にスタートしました。
年間の一定額以下の投資についてNISA口座内での利益(売買益や配当金、分配金)などへの課税が行われないというものとなっています。2018年1月からは積立投資を目的とした「積立NISA」もスタートしています。
NISAは上手に活用すれば投資の運用益を非課税とすることで、運用利回りを大幅に改善することができる制度です。その一方で注意点もあるのでしっかりと理解するようにしましょう。
そもそもNISAとは何か?
NISAはイギリスですでに導入されていたISA(小額投資非課税制度)を日本に導入したものです。頭に日本(NIPPON)が付くことでNISAと呼ばれています。
一人1つのNISA口座を証券会社(銀行)に開設可能となっており、そのNISA口座内で売買した株や投資信託などは値上がり益や配当金(分配金)が非課税となります。
なお、「通常のNISA」のほかに未成年者を対象にした「ジュニアNISA」、2018年1月からは投資信託による積立投資を前提とした「つみたてNISA(積立NISA)」という3つのNISAがあります。併用はできないので、状況に応じて使い分けをする必要もあります。
NISA、ジュニアNISA、積立NISAの違いと使い分けと比較
3種類あるNISAの特徴をそれぞれ表にまとめると以下のようになります。
通常のNISA | つみたてNISA | ジュニアNISA | |
---|---|---|---|
年齢 | 20歳以上 | 20歳以上 | 0歳〜19歳 |
年間非課税投資上限額 | 120万円 | 40万円 | 80万円 |
非課税期間 | 5年 | 20年 | 5年 |
総非課税金額 | 600万円 (120万円×5年) |
800万円 (40万円×20年) |
400万円 (80万円×5年) |
投資対象 | 株・投資信託 | 一部の投資信託 | 株・投資信託 |
払い出し制限 | なし | なし | あり |
口座名義 | 本人 | 本人 | 子 |
それぞれで特徴的な部分を太字にしています。
ジュニアNISAの特徴とメリット、デメリット
まず、ジュニアNISAというのは子どものためのNISAとなります。口座名義は子どもです。未成年者なので、親が代わりに運用する前提となっています。また、年間の投資可能額である80万円は親や祖父母が子供に贈与しても非課税となる範囲内です(他に贈与が無い場合)。
払い出し制限があり18歳になるまでは出金することができないという大きな制約があります。
通常NISAとつみたてNISAのメリット、デメリット
一方で通常のNISAと、つみたてNISAは20歳以上の本人向けの運用方法です。
通常のNISAの方が投資対象が幅広く(株・投信)、年間の非課税限度額が大きい代わりに非課税期間は5年と短いです。
一方のつみたてNISAは年間の非課税限度枠は1/3になりますが、非課税での運用期間は4倍なので、フルで持ち続けるとすれば総枠としては大きくなります。
どちらか一方を選ぶ形になりますので、自分の運用スタイルや運用の目的と合わせて比較する必要があります。
個人的には現行の運用益非課税という制度を見る限りは、つみたてNISAの方が中長期的に見て利用価値は高いと判断しています。
NISAで投資をするのに向いている商品と向いていない商品
NISA口座による非課税の仕組みは以下のような特徴があります。
- 年間の非課税枠は総買付金額
- 売却しても非課税枠は回復しない
その為、基本的には「長期投資(非課税期間をフル活用する)」という運用方法が最適です。
そう考えるとNISAで投資するべき商品としてはどのようなものが該当するでしょうか?
- 長期的に株価(価格)の上昇が見込める商品
- 分配金はできれば出さない。出しても利益の範囲で出している
このような条件を満たすものということになります。
その中でも「つみたてNISA」については投資可能な商品を金融庁が厳しく制限しており、ラインナップは長期投資に適した投資信託しか置いていません。
そう考えると、つみたてNISAの場合は、そもそも論としてNISAに向いている商品しか置いていないので選びやすいですね。
NISAを始めるのにおすすめの証券会社
NISAは一人一口座しか作ることができません。基本的には投資商品が豊富な証券会社での口座開設がおすすめです。それでは実際にはどの証券会社にNISA口座を作るのがよいのでしょうか?
すでに株式投資などをされているのであれば、
- NISA口座向けの優遇サービスを用意しているところ
- 投資信託は長期保有の特典があるところがいい(特に、つみたてNISA)
おすすめ1位:楽天証券
NISAを使った投資ではもっともおすすめできるネット証券となっています。理由は投資信託の買い付けを「楽天カード」で可能なこと(ポイントもちゃんと1%分付与)、さらに投資信託の保有に応じてポイントがもらえる(ハッピープログラム)ことです。
この二つのW効果でつみたてNISA(NISA)による運用だけでなく、ポイントで得もできてしまいます。さらに、楽天証券は「楽天ポイント」を使って投資信託を買付することもできるので、ポイントも無駄なく「複利効果」を活かして運用することができます。
NISA投資を始めるなら圧倒的にお得な証券会社です。
おすすめ2位:SBI証券
続いておすすめなのはネット証券第1位のSBI証券ですね。
NISAでの株の売買手数料は無料としていますし、投資信託投資においても購入でポイント付与はありませんが、保有残高に応じてSBIポイントが貯まる「投信マイレージ」というサービスを提供しています。
NISAと並び活用される節税投資の「iDeCo(イデコ)」も低コストでサービスを提供しているのが魅力です。
おすすめ3位:SMBC日興証券
大手証券会社のSMBC日興証券はNISAを使った株投資に魅力的なサービスを提供しています。それは「キンカブ」という金額指定の株式投資です。
通常、株式投資は100株単位で売買をしますが、SMBC日興証券のキンカブでは、金額単位で株を売買できるようになっています。1万円分、10万円分といった金額で株が買えるので、年間120万円という投資額基準があるNISAの非課税枠をキッチリ投資できるのはSMBC日興証券だけです。
SMBC日興証券は大手証券ですが、インターネット専用口座はNISAに限らず、投資初心者向けにもおすすめなサービスが豊富です。
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