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大手証券会社(野村、大和、日興)との付き合い方
大手の証券会社を利用すると取引の手数料も高いし、営業はしつこいし、と様々なデメリットを見出す方が多いかと思いますが、このページでは大手証券会社の活用方法について考えてみます。
代表的な所でいえば野村證券、大和証券、SMBC日興証券がいわゆる大手3社ですね。他に銀行系の証券会社も加えたら、みずほ証券なども加わるでしょうか。
でも結論から先に言うと、普通の投資家にとってのメリットはほぼ皆無です。大手証券会社で無いとできないような超富裕層向けのサービスなどは別かもしれませんが、それ以外の方にとって魅力はありません。
最近では数100万円程度から始められるラップ口座として「ファンドラップ」も増えていますが、こちらもあまり魅力的とは言えません。
大手証券会社は基本的に高コスト
まず、知っておきたいこととして野村證券、大和証券、SMBC日興証券の対面口座(担当者や窓口と電話などで注文するタイプの口座)の売買手数料はかなりお高いです。
ネット証券だとその1/10くらいのコストで注文を出せます。
各社もネット口座に力を入れ始めていて、「SMBC日興証券」などはネット口座取引に近年は力を入れており、コスト面でもサービス面でも特徴的となりつつありますが、総合口座(対面口座)は手数料が高いです。
投資における「手数料」というコストは100%確実に発生するマイナスリターンです。手数料分だけ運用利回りが低下することになりますので、1度の取引では大きな差でなくても、回数を重ねるごと、あるいは年月が経過するほど、その差は大きくなっていきます。
大手証券会社に口座開設をするメリットは無いの?
以前は投資や資産運用の知識が少なくても、担当者がアドバイスしてくれるという面を推す声もありました。ただ、最近では「ロボアド運用」のように、知識がなくてもお任せ投資が低コストでできるサービスが登場してきています。
「「売れているファンド」は良い投資信託か?」をご一読いただくとわかりますが、大手証券や大手銀行の「窓口」で販売されている人気ファンドの多くが、手数料が高いファンドばかりです。
こんな複雑なファンドが対面証券における主要な顧客にとってニーズが合致しているとは心底思えません。
そういった意味で大手証券の担当者に「アドバイス」を求めることは「私はカモですよ」と言っているのと同じことです。
じゃあ、大手証券会社に口座開設をするメリットは無いのでしょうか?
新規公開株や公募株の募集はやはり強い
株式投資の中で今最もリスクが低いものはやっぱりIPO銘柄(新規公開株銘柄)でしょう。公募株についても市場価格より割安(ディスカウントされる)でかつ、手数料も不要です。
新規公開株を手に入れるのはかなり難しいですが、野村證券では、野村證券主幹事のIPO銘柄ならホームトレードから申し込む事ができます。
最近ではネット証券でもこれらのIPO(新規公開株)や公募株に手を出しつつありますが、その絶対量については大手証券の方が圧倒的に多いのが現状です。市場で購入するよりもお得に購入できるので、気になる銘柄があれば公募などを利用してみると良いでしょう。
また、大手証券の場合、営業マンベースで商品を販売する事もあります(というかほとんど)。例えば、公募株や新規公開株などは、抽選という形ではなく営業マン(支店)の裁量で配分されることもあります。
つまり、営業マンと日ごろ仲良く(?)していれば、そういった有利な商品を優先的に配分してくれる可能性もあります。
ただし、仲よくするというのは、相手の利益にもなっているということです。営業マンが売りたい投資信託や株の売買などを通じて、相手に対して「手数料を支払う」という形で支払うことが仲良くなるためのポイントです。
もらえるかも分からないIPOのために無駄な手数料を払うというのは馬鹿げています。
「IPO(新規公開株)投資に強い証券会社比較」でもIPOについて紹介していますが、抽選タイプのネット証券で応募し続ける方が私は有用だと思っています。
飛び込み営業はチャンスかも?
会社や自宅などに飛び込みで大手証券の営業マンが来たときはチャンスかもしれません。さも投資に興味がある、大きなお金を運用していると思わせることができれば、最初の口座開設の糸口としてIPOを持ってくるようなことがあります。
投資レポートなどの活用
大手証券の場合、ほとんどの証券会社で独自の調査機関を持っています。例えば野村證券の場合は証券会社内の投資情報部のほかにも野村総研など。
大手証券ではそういったレポートを早い段階でも入手できます。
もちろんネット証券の場合他社のレポートも見ることはできますが、情報量でいえば大手証券もバカにできません。規模が大きいだけあって、大手証券会社のレポートで取り上げられた銘柄の株価が大きく上がったなんてことも珍しいことではありません
講演やセミナーを利用
野村證券などにおいては、支店などで投資セミナーなどを開催している場合が多いです。中には有名なアナリストなどが講演を行っている場合もあり、そのほとんどは無料で参加する事が可能です。
質問の時間などを設けている場合も多いので、そういった投資のプロに対して自分の投資方針などをぶつけてみて意見を求めているのも良いでしょう。
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