終身保険 / 生命保険の種類
終身保険(しゅうしんほけん)とは、一定期間保険料を払い続けることで、払い込み期間満了後も一生涯保障が継続するタイプの生命保険です。生命保険の中でも日本で最もメジャーな商品となっており、多くの生命保険の場合、この終身保険が基本となっていることが多いです。
終身保険のしくみ
終身保険は、ある一定期間保険料を払い続けることで、その後は保険料を支払うことなく、一定の死亡保険が死亡するまで継続する保険となります。保険期間が終身(死亡するまで)となっていますので、保険を継続していれば「必ずもらえる」保険ということになります。
そのため保障性と貯蓄性の両方を兼ね備えた保険として日本では死亡保険(生命保険)の中でも主力の商品として活用されています。
終身保険の保険料の計算方法
終身保険の保険料の計算は「定期保険」の保険料に対して、将来分(払い込み期間満了後の保険に相当する額)を上乗せすることで計算ができます。
例えば、現在20歳で60歳が払い込み期間満了で死亡保険金3000万円終身保険の場合は、
40年間の平均死亡率(年間あたり)が0.5%と仮定すると、年間の定期保険相当分が15万円/年となります。これに加えて60歳〜死亡するまでの間の保険金3000万円分の保険料が上乗せされた金額が終身保険の保険料となります。
そのため、終身保険の場合契約期間が数年間〜数十年となると比較的高額の解約返戻金を受け取ることができるようになります。払い込み期間満了後の保険料を先払いしているのがその原因です。
終身保険はどのようにして活用すべきか?
終身保険は、保障性と貯蓄性を合わせた生命保険です。ただし、同じ2000万円の死亡保障だとしても定期保険の場合と終身保険の場合とでは保険料にかなりの違いがあります(当然定期保険の方が格安となります)。終身保険部分の保障をあまりにも大きくしすぎると支払う保険料の金額自体も高額となってしまいます。
そのため、終身保険について必ず必要となる最低限の保障を軸に考えておき、必要な保障額が大きくなる時期がある場合はその時期だけ「定期保険」を併用するようにすると保険料負担額が大きくならずによいと思われます。
終身保険の派生商品
生命保険としては終身保険に分類されますがその派生的な商品をいくつか紹介していきます。
・定期付終身保険
定期付終身保険(ていきつきしゅうしんほけん)とは、一定の期間だけ定期保険を付けておき死亡による保険金の額をアップさせる生命保険の一つです。前述したように一定期間だけ必要になる死亡保障は定期部分の特約でカバーしておき、その他の部分のみを終身保険とするものです。
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