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証券会社の役割とは何か？
証券会社は銀行とことなり「直接金融」という金融市場における仲介役を果たしています。特に私たち個人投資家との間では「証券仲介業務」というのがもっとも身近な業務として存在します。まずは証券会社が金融市場においてどんな役割を持っていて投資家と関係しているのかを知りましょう。
証券会社は投資をする上での色々な取引を仲介してくれる会社
証券会社の業務において私たち個人投資家と一番密接な役割というのが「証券仲介業務」と呼ばれる仕事です。
株式の売買は「証券取引所」というところで行われています。ただし、ここで取引をするためには「証券会社を通じて」注文を出す必要があるのです。
このように、私たち個人投資家の売買注文を仲介する役割が証券会社における一つの役割です。多くの投資家からの売買注文を証券会社が取次ぎそれを証券取引所（東証など）に流すわけです。
ちなみに、このれ以外にもいくつかの役割を担っていますが、個人投資家との関係性は低いです。
| 自己売買業務 | 要するに証券会社自身が投資家として株の売買を行うというわけです。 |
|---|---|
| 引受業務 | 企業が新しく株式や社債（債券）を発行する場合に、一旦証券会社がそれをひきうけることで、企業が売れ残りなどを気にすることなく、資金調達ができるようになっています。 |
| 募集・売り出し業務 | 上記の引受業務で引き受けた新株や債券などを広く一般の投資家に募集・販売する業務となります。これは個人投資家とも関係がありますね。IPO（新規公開株）やPO（公募株）、立会外分売などの販売、社債等の募集がこちらにあたります。 |
以上が証券会社の主な役割となります。
証券会社は直接金融と呼ばれる「資金を出す側（投資家）」と「資金を受け取る側（企業など）」とを直接つなげることでお金をまわしています。
一方の銀行は間接金融と呼ばれ「資金を出す側（預金者）」と「資金を受け取る側（企業など）」の間で「預金と融資」という形で銀行が間に入りお金をまわしています。
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