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立会外分売とは? 立会外分売のメリット、デメリット。証券会社
立会外分売(たちあいがいぶんばい)とは、公募株における売出しと同じような性質がある売買の方式で、ネット証券などで近年行われることが多い取引です。公募株売り出しの比較的小規模版と思っていただければ内容理解としては十分です。大口保有者などが保有する株を売却する際などに用いられます。
立会外分売のしくみ
立会外分売は、一般的な株式の売買が証券取引所を通じて行われるのとは違い、各証券会社(ネット証券等)がそれぞれ投資家と直接取引を行うものです。立会外分売は、大口の投資家などが保有する株式を売却したいと思っているとき、その株式が多い場合や株式の流動性が低い(取引量が活発でない)場合、大口投資家が市場(証券取引所)で保有株を売却した場合、大きく値崩れなどを引き起こす恐れがあるため、こうした取引が行われます。
立会外分売を利用するメリットはディスカウント率とすぐに売れること
メリットとしては、数%程度(3%程度)の割引が行われた価格で分売に応募すれば購入できるということです。
公募増資や公募売り出しの場合と異なり、条件決定日の翌日から売却が可能なので、日数経過に伴う株価変動リスクが小さいというのも魅力です。
たとえば、6月20日(月)が条件決定日という場合、応募して当選したら6月21日(火)の取引開始前の時間にあなたの口座に分売当選分が反映されます。そして当日の寄り付き段階で分売で受け取った株を売却することが可能です。
IPO(新規公開株)のような大きなリターンが見込めるものではありませんが、ローリスク・ローリターンの運用が期待できます。
ちなみに、分売申し込みは当日の海外市況を見ながら申し込み可否を決めることができます。たとえばニューヨークの市況があまりよくない場合は翌日の日経平均も軟調になりやすいため、分売申し込みを控える。逆にNYがいいときは目一杯申し込むといった戦略も有効になるはずです。
朝の8時くらいまでなら注文ができます。
ちなみに、立会外分売では購入時の手数料は無料です。ただし、その株を売却するときには手数料が必要になります。
立会外分売のデメリットやリスク
デメリットというかわかりませんが、いくらディスカウントされたとしても翌日にディスカウント率以上の株価が下がってしまえば意味がないということです。
立会外分売される株は流動性が低い(相場であまり売買されていない)株であることも多いので、そうした株の場合は、売りづらい(自分の売りで株価を下げる)ということになりかねないという点が懸念されるわけです。
立会外分売と公募増資・公募売り出しの違い
まずは「増資」というのは会社が資金を市場から得るためのものです。
新株を発行することになるため、株式数が増えることになります。当然EPS(一株益)も変わってくることになります。
つづいて、公募売出と立会外分売の違いです。
売出と立会外分売は基本的には同じです。
大株主が市場外で株を売却したいときに利用されます。
ただ、公募売出は公募増資とセットで行われることが多いのに対して立会外分売は分売のみで実施されるケースが多いです。また、規模自体も小規模であることが多いです。
なお、公募については公募株とはのページでも詳しく説明しているのでこちらもご覧ください。
立会外分売が可能な証券会社
立会外分売が可能な証券会社は下記のとおりです。
・SBIネオトレード証券(申し込みは当日8時30分まで)
・松井証券(申し込みは当日8時30分まで)
・SBI証券(申込は当日8時20分まで)
・マネックス証券(申し込みは当日8時20分まで)
基本的に取り扱い時は抽選となることがあるため、IPOのケースと同様に複数の証券会社に口座を持っておくことをお勧めします。
なお申込のタイミングですが、前日夜にするよりは当日に行うほうが良いでしょう。
ニューヨーク市場などの動向を見れば相場全体のこともある程度わかります。また、8時以降であれば当該銘柄の板情報も見ることができます。
完全とは言いませんが、ある程度の後出じゃんけんができるのが立会外分売取引の魅力です。
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