投資信託の種類と投資信託の現状
近年ではETF(株価指数連動投資信託)といって日経平均に対して投資をする投資信託もあります。入門としてはよいかもしれません。
最近では、郵便局や銀行などでも手がけるようになり、人気を博しています。
しかし、運用を人に任せている為、その分手数料が高めです。手数料は2〜3%程度必要と、株式に比べて投資信託の手数料は高くなっています。
また、毎月分配型の投資信託(グローバルソブリン、アメリカンボンドインカムなど)といった投資信託もあります。これらは、債券に投資しているファンドで、公社債投資信託に分類されます。
投資信託には様々な種類があり、日本の株式に投資するもの、外国の株式に投資するもの、国内外の債券に投資するもの、コモディティ(商品)に投資するもの、ヘッジファンドのように金融工学を駆使した投資をするものなど様々な種類があります。
投資信託戦略別
各種投資信託を投資信託の運用会社の戦略別に比較します。 アクティブ型投資信託
投資信託の成長がベンチマーク(目標数字、例えばTOPIX)を上回るように投資を行う投資信託、ファンドマネージャーが企業を調査して投資対象を探す。より高い運用成果を目指す。手数料は高め。
パッシブ型投資信託
投資信託の成長がベンチマークと同じになるように半ば機械的に投資する。手数料は安め。
ベンチマークとは、日経平均やTOPIXといった、参考指数のこと。
絶対収益型
多いのがヘッジファンドを利用した投資信託に絶対収益型が多い。先物やロング&ショート戦略といったように、相場環境に左右されずに収益を出していく事を目標としているタイプ。手数料は高め。
絶対に収益がでるというものではないので、注意。
投資信託投資対象別
投資信託の投資対象ごとに投資信託の種類を分類しました。
インデックス型投資信託
日本株全般などを投資対象としたもの、アクティブ型かパッシブ型かによって投資銘柄は異なる。ファンドマネージャーの投資判断でインデックスの中から投資対象を探し投資する。
テーマ別投資信託
例えば、バイオを投資対象と絞ったり、インド株や中国株といったように新興国株式を対象とするといったようにテーマを設定しその中から投資対象を探していくタイプ。
近年ではBRICSをはじめとした新興国投資信託が人気となっている。
債券型投資信託
外国債や国内債などをメインに投資していく投資信託、最近流行の投信の一つでグローバルソブリンオープン(国際)などが有名どころ。銀行などでよく販売(窓販)されているのもこのタイプ。
また、低格付け債(いわゆるジャンク債)を投資対象とするハイイールド型もある。こちらは利回りが非常に高いが元本のブレも大きい。債券型の投資信託は外国債券で運用されるものもあり、その場合は為替による元本変動も考慮する必要がある。
※株式投資信託と公社債投資信託の違い
株式投資信託は、1単位でも株式を組み入れている投資信託のことを指し、公社債投資信託とは、株式を1単位も組み入れていない投資信託のことを指します。
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