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SQとは
SQとは「先物取引」や「オプション取引」などで持ちいられる概念の一つです。SQ(Special Quotation)は、先物・オプション取引における清算日の最終決済価格を意味しています。先物取引やオプション取引に大きな影響を与えますが、株式市場全体にとっても影響を与える項目の一つです。
オプション取引は毎週第2金曜日、先物取引は3月、6月、9月、12月の第2金曜日となっています。オプション取引と先物取引の両方のSQが重なる3月、6月、9月、12月の第2金曜日を「メジャーSQ」、それ以外を単にSQ(またはマイナーSQ)と呼びます。
SQのしくみ
株式先物取引やオプション取引はそれぞれ「将来のある時点」での決済を目的とした取引となっています。そのため、将来のある時点における最終日がSQのある日となります。先物取引やオプション取引にはそれぞれ「限月(げんげつ)」と呼ばれる月が設定されており、先物取引の場合「3,6,9,12月」がそれぞれの限月、オプション取引の場合は「毎月」限月が設定されています。
この限月における第2金曜日をSQとよびます。特に、先物取引の限月とオプション取引の限月がかぶる「3,6,9,12月」のSQをメジャーSQとよび、その他の月のSQをマイナーSQとよびます。
先物取引やオプション取引について一つの限月が終了する前に反対売買で決済が行われている場合、SQは関係ありませんが、反対売買で決済をしていない状態のまま最終売買日を迎えた場合、買い建て、または売り建てしているポジション(玉)はすべてSQの値段で強制的に決済されることになります。
SQの価格は「金曜日の始値の現物指数の株価」とされます。具体的には日経225銘柄すべての金曜日の始値でSQ値が計算されることになります。ここでその限月で取引されていたすべての先物取引・オプション取引の建て玉は清算されます。
SQが与える株式市場への影響
SQは先物取引やオプション取引の参加者だけに影響を与えるものではありません。SQを迎える直前になると、先物取引を利用した裁定取引が行われ始め、現物株市場に対しても大きな影響を与え始めます。
通常の取引においては先物価格は決済を先延ばししているため、その間の金利分だけ現物価格よりも高くなります。先物取引の事例で説明すると日経225先物の価格については現物の日経平均株価よりも理論上高くなります。しかし、時として先物価格が金利を上乗せした妥当といわれる水準よりも高く取引される場合があります。こうしたとき、割高な先物を売り、割安な現物を買うという裁定取引が組まれます。
特に、通常よりも裁定取引のポジションが膨らんだ状態でSQ(メジャーSQ)を迎えた場合、裁定取引に関わる現物の売り注文が発生するという思惑が膨らみ株式市場に対して影響を与えることもあります。また、こうした大量の売り注文が出ることを見越したファンドなどの買い注文についても憶測を呼びメジャーSQの出来高は通常の数倍以上となることもあります。
メジャーSQは日経平均が乱高下する?
特に相場のボラティリティが高い時は、オプション取引の売買状況(残高)などによって思惑的な動きとなることがあります。
オプションの買い手はもちろんですが、売り手にとってはわずかのSQ値(生産値)の違いで大きな利益や損失が生まれることがあります。
参考:オプション取引とは
そのため、SQ値をめぐっての売り買いが交錯し結果的に乱高下することになるわけです。
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