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仕手株とは
仕手とは、大口投資家などが意図的に株価の吊り上げや吊り下げを行い、相場を変動させて利益を得ようとする行為のことを指します。そして、その仕手によって株価の吊り上げやつり下げが行われている銘柄やそういった傾向が強い銘柄のことを仕手株(してかぶ)と呼びます。
仕手株はかなり大きく動くことが多いので、値動きにつられて売買したくなることもありますが、仕手株には大きなリスクがありますので、それをしっかりと理解した上で投資判断をするようにしてください。
仕手株の特徴と仕手株に対する投資
仕手株とは、特に理由も無いのに株価が極端に動く銘柄のことを一般に指します。株価の上昇においては、通常ならなんらかの材料があるはずなのですが、直接の株価を左右するのは、以前も説明していますが、「需給=需要と供給のバランス」です。
そのため、仕手筋と呼ばれる人たちは意図的に株式を買い上げ、株価を吊り上げそのあがっている間にこれまで仕込んだ株式を売り抜けます。
株価というのは、じりじりとあげて行ったような場合はなかなか急落することはありませんが(特別な材料が出れば別ですが)、吊り上げられた株価というのはあっという間にもとの水準にまで戻ってしまいます。
非常に有名な例ですが、8029:ルックは2003年に仕手筋による、大相場を築きました。仕手株は旨く波に乗れればよいのですが、失敗したときの損失は非常に大きくなります。仕手株とはこいういった恐ろしい面を秘めています。
出所:Yahoo!ファイナンス |
私は、基本的に仕手株に対して投資はしません。なぜなら合理的な裏づけがない株価はいずれ合理的な水準に戻ると考えるからです。いずれにしても、みなさんが投資するとき、こういった仕手株には十分注意をしてください。
ただし、大きく動く銘柄が必ず仕手株であるというわけではありません。仕手株は「理由無く」上昇する場合です。例えば、好業績を背景として大きく株価が上昇する株式の場合は仕手株と断定はできません。
ただし、こういった好材料を手がかりとして仕手株化してしまう銘柄もありますので、そういうものにも注意が必要になります。仕手株の標的になりやすい銘柄としては、浮動株が少ない、問題を抱えている、業績は良いほうではない。などの条件が一般的に言われています。
これは、浮動株が多い銘柄は仕手筋が簡単に株価を吊り上げる事が難しいですし、投資家から人気のある銘柄は安値圏で仕手筋が株式を仕込む事が難しいためです。
また、近年の傾向として特定の仕手筋がいない場合でも好材料などを背景に自然発生的に仕手化してしまう銘柄も増えています。これは、最近のネット取引の普及等により短期の利ざやを目的とした個人投資家の増加が自然発生的な仕手株を生んでいるともいえるでしょう。
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