株式投資株の売り時

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株の売り時について

株式投資をしていく上で株式の売却時は投資時以上に難しいものです。そこで、株式の売り時についてアドバイスしていきます。当初の自分の予定に反して株価が上がった場合、利益確定の売りを出すべきか、それとも更なる値上がりを期待して保持し続けるべきか？という二通りの選択肢があります。

株式の売買の判断基準

まず、この時考えるべき事は、何故株価は上がったのか？という事です。以前、株価は企業の本質的価値に収斂する。と言いました。当初の自分の予定に反して株価が上昇した場合、なんらかの理由があるはずです。

理由として注目するのは、

「将来の収益水準が変化したのかどうか？」ということです。変化がないというのでしたら、それは一時的な株価の乖離と捉えられます。

その理由として、企業の利益を向上させるなんらかの要因が発生していた場合、あなたの将来の株価予想を上方修正する必要があります。その結果、必ずしも高い数字といえないのでしたらそのまま保有しても良いでしょう。
逆に、特に株価上昇の要因がないにも関わらず、株価が上昇している場合、それは、単に需給関係の変化と考えられます。その場合は、現在保有している株を一時売却し、その後株価が本来の価値に戻った時に再び購入するという方策も良いでしょう。

次に、当初の自分の予定に反して、株価が下がった場合はどうでしょう。これも上と同様です。本来の企業利益を下げるなんらかの要因があるのならば、この株価下落は必然ですから、早いうちに株を売却し損失をできるだけ抑える必要があります。
逆に、需給関係での株価の下落の場合は、さらに株をナンピン買いすることにより株式の取得価額を引き下げ、更なる利益を得る事ができます。

次に、「収益水準が変化した」ということを確認する方法ですが、四半期ごとに発行される会社四季報などには将来の収益予想が書かれます。また、各証券会社が発行するアナリストレポートなどを見てみても、将来の収益水準の変化等について書かれますので参考にしてみてもよいでしょう。

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