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PERとは
PER(株価収益率)とは、現在の株価が1株に対する企業の利益に対して何倍に評価されているのかを示す株価指標の一つです。代表的な指標として企業の株価の割安・割高を判断するために用いられます。現在の株価をEPSで除すことで求められます。単位は「倍」です。
PERの計算方法と活用例
PERの計算方法は非常に単純です。必要なのはEPS(一株あたりの利益)と現在の株価です。
PER=現在の株価÷EPS
EPSの計算方法については「株式投資指標とは」の冒頭で説明しています。もし計算できない場合でも、会社四季報やインターネット上でも公表されている数字ですのですぐに調べることができると思います。
PERとは、要するに株価が利益の何倍付いているのかを判断することができる投資指標です。PERは通常○倍というように表現されます。PERが高いということは、現在の利益水準に対して高い株価が付いているということで「割高」、逆にPERが低いということは「割安」と判断することができます。
しかし、先ほどの話と矛盾するようですが、PERが高い会社が必ずしも「割高」と言うことではありません。PERの計算に使う「EPS」というものは通常、現在(または昨年)の決算数値を元に計算します。対して株価というものは過去の数値ではなく、将来の数字を予測して動いています。
そのため、例えばある企業ののPERが100倍であったとしても、毎年倍倍に業績が上昇する見通しの場合、来年のPERは50倍、再来年のPERは25倍、その次の年のPERは12.5倍ということになります。つまり、高いPERの会社というものはそれだけ将来性が買われているというように見ることもできるのです。(もちろん将来性が無い(または急激な成長が見込めない)会社のPERが高いのは単なる割高と判断することができます。)
PERは株価水準の割高・割安を判断できる
PERは投資家がある企業同士の株価を比較する際などに活用できる投資指標です。例えば、A社の株価が1,000円、B社の株価が800円だとして、AとBの会社を比較してどちらの株価が割高でどちらが割安かは判断できません。
1000円、800円というように価格は付いていますが、それぞれの会社で発行している株式の数も違いますし、資産や負債、資本の額も異なるはずです。そうした場合、どっちの会社が割高で割安なのかを判断する材料となります。例えばA社のPERが10倍でB社のPERが20倍という場合は、株価としてはA社の方が高いですが、A社の方が株価水準的には割安と判断できます。
PERは同業他社間の比較に活用しよう
PERの特徴をこれまで説明してきましたが、具体的にどのようにして活用すべきなのでしょうか?
基本的に、PERは収益構造や業種が同じ会社の間での株価の比較を行う際に適していると言われています。例えば同じ電機メーカー同士の比較や飲料メーカー同士の比較といったように、同業であれば、基本的にそれぞれの会社の収益構造も近いはずです。これらの会社の間でPERの比較をするのは有効な手段の一つです。
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