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板の見方と株価の決まり方
板とは、これまでその銘柄に対して出ている注文の状況を表している表のようなものです。気配値とも呼ばれます。板を見ることで、今どのような注文がその株に対して出されており、今どんな注文をすればいくらくらいで株が買えるのかが分かります。
株を売買する上で、この板が読めるというのはとても大切です。ぜひマスターしましょう。
株式投資と板情報の活用
板情報を上手に利用する事で、大体幾らくらいで取引ができるのか?ということやこの銘柄は買いが優勢か売りが優勢か?ということも理解できます。
そのほかにも、突然の大きな買いなどから、様々な推測を立てることも可能になります。
具体的な板の見方
では、具体的に、板情報はどのように見ればよいのでしょうか?
(例)T自動車
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板というのは上記のグラフのようなもので表されます。上の板を見てみると、3000円で売り指値が2000株3010円で売り指値が1万株、3020円で 売り1万9000株。2990円で買いが1万2000株、2980円で買い8000株が注文として証券取引所に入れられていると見ることができます。
例えば、T自動車の株を買おうと思ったとき、指値で2000株までなら3000円で購入することができます。ただし、2990円で買お うと思ったら、あなたが出す注文より前に12000株の注文が出ている状態ですので、それをこなして(消化して)から買える事になります。
これを「時間優先の原則」と呼ぶというのは全ページの「株の売買注文の出し方」でも説明しましたね。
また、この板はリアルタイムに更新されているので、板を見てから注文を出すまでの間に状況が変わることも多々あります。
このように、板情報を利用することで、現在の注文状況や株価状況を把握する事ができるようになります。このような板の消化方法を「個別競争売買」「ザラ場方式」「オークション方式」などと呼びます。
取引時間中はこの取引方式が採用されています。
相場が始まるときは「板寄せ」
株の取引方式としてもう一つあるのが「板寄せ」と呼ばれるものです。
この板寄せは、「始値をつける場合」「売買中断後、再度値段を決めるとき」「取引所が必要と認めた場合」の3パターンに限り行なわれる方法で、「売り」の数量と「買い」の数量が一定の値段で合致するときに取引を成立させる方法です。
特別気配(売りまたは買いのどちらか一方が極端に大きい場合)の時などにも板寄せが利用され、数分後とに価格を切り上げ(切り下げ)ていき、売りと買いの数量がぴったり合致するまでは売買が停止されます。
ストップ高(安)の際の板消化(ストップ高買い気配orストップ安売り気配)
株価が付かない状態(ストップ高やストップ安)の際の場が引けたときのケースでは、どのように分配されるのでしょうか?
例)ストップ高買い気配、売り板1000株、買い板20000株の場合
このようなケースでは、場中に株価が付かないことがあります。こういうとき、場が引けた段階で、比例配分が行われます。このケースでは、差引19000株は約定する事ができませんが、1000株分は約定できます。
すると、東証などの証券取引所がその株式についての注文を出している証券会社にそれぞれ1000株を分配します。そして、それぞれの証券会社は、独自で定めている内部ルールに基づいてその分配された株数を注文を出している投資家に分配するしくみとなっています。
これを「比例配分」と言います。
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