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株式売買注文の出し方
さて、ここからは数回にわたって株式の売買注文の出し方やそのルール、注文を出すときにどうやって株価を見るのか、またその株価関連のルールについて説明していきます。
一度にまとめることができない分量なので、
・株の注文方法(このページで説明)
・株価と気配値(板)の見方と株価の決まり方
・値幅制限、呼び値
という3つに分けて説明していきます。
それでは、株の注文方法について説明します。
株式の売買を行うとき、証券会社を通じて注文を出しますが、どのようにして注文を出せばいいのかを解説します。基本的に、株式の売買注文には「指値(さしね)」と「成行(なりゆき)」という二つの注文方法があります
株式の注文方法の種類と特徴
それでは、まずは株式の売買注文基本である「指値」「成行」について理解しましょう。株以外でも指値するといったようにビジネス用語として使われることもあります。
指値注文(さしねちゅうもん)
指値とは売買する値段を指定する方法です。例えば、買い注文の場合、800円で指値注文を出した場合、「800円以下の値段が付いたら買う」という注文方法になります。逆に売りの場合は指値800円で売りならば、「800円以上の値段が付いたら売る」という注文方法になります。
値段を指定しているので指値というわけです。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
成行とは売買の値段を指定しない方法です。いくらでもいいからとにかく買いたい(売りたい)時に利用する売買手段です。数量のみを指定して価格を指定しない注文方法です。なお、成行注文は指値注文よりも優先されます。
相場の動きに合わせて買う、売るので成り行きに任せる注文= 成行というわけですね。
価格優先の原則と時間優先の原則
証券取引市場においては、それぞれの投資家が出した仲介する形になりますが、その注文を仲介する場合、誰と誰を先に約定(注文を成立)させるかという問題が発生します。
その為、どこから先に注文に注文を出すのかというと、第一に「成行注文」が「指値注文」に対して優先的に処理がされます。その上で、同じ「成行注文」と「成行注文」がほぼ同時に注文された場合、注文の時間が早かった方が咲きに処理されます。これを価格優先の原則・時間優先の原則といいます。
新しい注文方法について
近年では、ネット証券を中心にして上記の「成行注文」と「指値注文」以外の注文方式を利用することができる証券会社が増えています。ここでは、それら新しい注文方法の代表的なものを紹介していきます。ただし、基本としては上記の「成行注文」と「指値注文」が証券取引における注文方法の基本です。
逆指値注文
これはロスカット(一定以上の損失が出ないようにする)場合に有効な取引方法です。例えば、120円で購入した株式を110円以下になったら売りたいと思ったとします。しかし、通常の指値では、110円で指値注文を出したら、120円の段階で120円で売却してしまいます。これは、指値が指定値段以上なら売るという仕組みによります。逆指値とは、一定の値段になったときに、当該注文を執行する。という注文になり、例えば110円以下になった時に、109円で指値売りの注文を出す。という形をとることができ、例えば、場中に離れなくてはならない時の予想外の市場の動きに対応できます。こういった逆指値などの多彩な注文方法は近年になって出てきた注文ですが、非常に便利ですので上手に利用しましょう。
不成注文
不成注文(ふなりちゅうもん)とは、指値注文を出しておいて、場(その日の取引時間)が終わる時間になっても注文が成立しない場合、大引け(または前引け)の時間に注文を成行注文に変更する注文方法です。本日中に売却したいが、ある程度価格は指定したいという場合に便利です。
ただし、不成注文の場合100%注文が成立するわけではないという点に注意が必要です。(引けが無い場合などは不成注文は成立しません)
さて、ここまでが証券会社で行う株の注文方法の基本ルールです。次は実際の株価の決まり方を見ていきます。株価は「板(気配値)」というものに表示されており、投資家はこの板(気配値)を通じて相場に出されいる注文や取引状況、現在の株価を確認してこれらの注文方法を使って取引することになるのです。
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