減資とは、株式会社が資本金を減らすこと。減資の種類としては@株主に対する金銭の払い戻しが行なわれる場合(実質上の減資)。A払い戻しが行なわれない場合(形式上の減資)。の二種類がある。
減資は、株主や債権者等に与える影響が極めて大きいため、減資を行なうには、株主総会での特別決議の対象となっている。(2/3以上の賛成)
一般的に上場企業の減資というとAの形式上の減資が多く、多くの場合は減資後に新たに増資をするという場合が多い。減資後に増資が行なわれない場合は、1株当たりの純資産が増加するだけなので、基本的には株価には中立。ただし、その後増資が行なわれる場合、希薄化による株価下落がおこる可能性がある。

関連用語
類義語:
対義語:増資
関連語:エクイティファイナンス ・ 希薄化