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ロング・ショート戦略
ロングショート戦略とは、割安な資産をロングし(買い)、割高な資産をショートする(売る・空売りする)という戦略のことを指します。オルタナティブ投資の一つとされており、絶対収益を獲得しようとする戦略のことを指します。ロングショート戦略を利用することで、指数に動かされない投資やマーケットの非効率性を追及した投資が可能となります。
ロングショート戦略のしくみ
ロングとは信用取引や先物取引、オプション取引における「買い」を意味します。そしてショートとは同様に「売り」を意味しています。ロング・ショート戦略とはこの「買い」と「売り」を組み合わせる戦略のことを指します。なお、この戦略を利用するにあたって株式投資の場合は「信用取引」「日経平均先物取引」などが取引できる環境にある必要があります。
ロングショート戦略とは、割安な資産を買って、割高な資産を売るという極めて単純な投資戦略です。例えば、本来の価値が100円のAとBという二つの商品があり、Aが80円、Bが120円で取引されていたとします。その場合、Aを買い、Bを売る(空売り)ことで、ABが本来の価値100円に戻ったところで決済をすれば100-80=20円と120-100=20円の合計40円が利益となるということです。
ただし、上記はあくまでもマーケットの非効率性(本来の価値をはみ出したことによる違い)を利用した方法で本来の価値がわからない株式投資などには応用しにくいものです。ここでは、ロングショート戦略の基本と実際の活用例について事例を交えて判りやすく説明します。
マーケットに対して中間的(マーケットニュートラル)な立場をとる戦略
ロングショート戦略の基本は割安を買い、割高を売るということですが、それ以外にも応用が可能です。その一つとして「マーケット(市場)に対して中間的な立場をとった投資が可能」という点が挙げられます。
どういうことかというと、例えば会社として業績が立派で今後も成長を期待したいという会社(仮にA社とします)があり、あなたはその会社の株式を買いたいと思っているとします。しかし、相場というものはマーケットの地合いによっても大きく左右されるのも事実です。こうした場合、A社の株を買い(ロングして)、日経平均先物を売る(ショートする)ことによりマーケットに対して中立的な投資ができます。
例えば、日経平均が下がった場合、A社の株価も通常は下落します。しかし、日経平均を空売り(ショート)しているため、日経平均の下落に対しては利益がでます。このため、A社の株価下落分(マーケットの地合いによる損失)を日経平均の空売りがカバーしてくれます。
逆に日経平均が上がり、A社の株価も上がった場合は、日経平均の上がり幅分はショート(空売り)しているので損失がでますが、A社の株価上昇分でカバーできます。
上記にどんな意味があるのかというと、A社の純粋な企業としての価値を評価された株価上昇のみが利益となるということです。マーケット(日経平均)が下がった場合や上がった場合に発生するA社の株価上の損失や利益について「日経平均のショート」を行っていることによりカバーしようとするものです。このロングショート戦略のことを、マーケット・ニュートラル戦略と呼びます。
上記のロングショート戦略におけるマーケットニュートラル戦略は、日経平均をショートするだけでなく、A社の同業他社をショートすることでも対応することができます(ただし、A社の株価上昇要因が業界全体の株価上昇要因として捉えている場合はNGです)。
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