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株主優待と投資株数
株主優待制度は、その制度上多くの投資家に株主になってもらいたいなどの目的で設計されていることがあるため、配当金のように「たくさん株をもてばたくさんもらえる」という性質ではありません。ここでは、株主優待と投資株数(持ち株数)について解説します。
効率的に株主優待をゲットしよう
企業が設けている株主優待制度は、株数によってもらえるサービスが異なっています。そして、株数により差を設けている企業についても、株数が多くなるほど株主優待としてもらえる優待は小さくなっていくのが通常です。そういった中できるだけ効率的な株主優待の獲得を実践して、得しちゃいましょう。
多くの場合、株数が増えると優待は小さくなってしまう……
例えば、【2811】カゴメで考えます。カゴメは株主優待を実施している企業中でも非常に人気の高い銘柄の一つです。
2011年8月19日現在。
100株:1,000円相当の自社商品
1000株:3,000円相当の自社商品
となっています。同日株価は1,410円ですから、
141,000円(100株)で1,000円のカゴメ商品
1,410,000円(1000株)で3,000円のカゴメ商品をもらうことができます。
ここで「優待利回り」を考えてみます。優待利回りというのは、投資元本に対する優待の経済的価値の利回りのことです。
100株の場合、0.70%
1000株の場合、0.21% となり、1000株の場合100株の1/3以下になってしまいます。また、200株とか、300株とかを持っていても100株と同じ株主優待しかつきません。
これは、各企業はできるだけ多くの個人投資家に広く薄く株主になって欲しいという意図があるものだとされます。それでは、できるだけ効率的に狙った銘柄の株主優待を獲得するにはどのようにすればよいのでしょうか?
複数の証券会社に口座を開設し、それぞれで100株づつ購入する。
→NGです。複数の証券会社で株式を購入しても企業の実質株主報告書で報告される中でまとめられてしまいます。例えば、証券会社3社で同様にカゴメの株を100株購入しても、300株とまとめられてしまうので、1,000円分の自社商品しかもらえません。
家族名義で購入する
→OKです。家族といえども別の個人となりますから、例えばお父さんが100株、お母さんが100株、子供二人が100株づつを購入した場合、計400株の保有ですが、一人一人に100株分の株主優待をもらうことができます。(1000円相当×4)
ちなみに、家族口座で投資をする場合、未成年者の場合は口座開設ができる証券会社が限られているので注意してください。「未成年者でも口座を持てる証券会社比較」では、未成年OKのネット証券を紹介しているので参考にしてみてください。
どうしても欲しい株主優待がある場合は「家族口座」というものの利用についても検討する価値があると思います。
参考「家族口座で株主優待」
株主優待おすすめサイト ・株主優待投資におすすめの証券会社比較 ・株主優待ガイド(外部サイト) |
株式投資のパートナーである証券会社は自分の投資スタイルや目的にあった証券会社を選びましょう。 ・証券会社比較ランキング <目的別おすすめの証券会社> ・外国株投資がやりたい ・投資信託投資がやりたい ・国内株/IPO投資に興味 ・株主優待投資がしたい |