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景気循環と株式投資
企業の業績というものは景気によって大きく左右されます。また、景気というものには波があります。通常は好景気から不景気となりまた好景気となるというように、景気は循環するのです。この景気循環と株式投資の項目では、景気の循環が企業業績や株価にとってどのような影響をあたえるものなのかを分かりやすく説明していきます。
景気循環の種類
景気循環には大きく「キチンの波」「ジュグラーの波」「クズネッツの波」「コンドラチェフの波」という4つの景気循環があるといわれています。これらの波というものは、企業の在庫や、設備投資、不動産投資、技術革新など様々な流れにより景気が大きく変動するというものです。
・キチンの波
キチンの波はおよそ40ヶ月周期の景気循環とされており、最も短い景気循環です。企業の抱える在庫の増減に伴い生じる景気循環であるとされており、在庫循環とも呼ばれます。
・ジュグラーの波
ジュグラーの波とは企業の設備投資による景気の波の一つであるとされています。およそ120ヶ月(10年)の周期を持つ景気循環とされており、主循環とも呼ばれることがあります。
・クズネッツの波
クズネッツの波とは、およそ240ヶ月(20年)の周期を持つ景気循環の一つです。住宅や施設などの不動産関連の建て替え等による建築需要に起因する景気循環とされています。
・コンドラチェフの波
コンドラチェフの波とは景気循環の一つでおよそ600ヶ月(50年)の周期を持つ景気循環の一つとされています。技術革新による景気循環とされています。産業革命や鉄道、ITの普及などが挙げられます
これらの景気循環は企業の業績に対して大きな影響を与えるとされており、当然会社の株価に対しても大きな影響を与えることになります。
時間軸による好景気と不景気による相場への影響
まずは上記の景気循環における企業業績や株価に対する影響を時間軸で見ていきたいと思います。時間軸で景気を捉えた場合の株式市場(相場)への影響については「金融相場」「業績相場」「逆金融相場」「逆業績相場」として捉えることができます。
金融相場
金融相場(きんゆうそうば)とは、不景気が深刻化しましたがその不景気もようやく落ち着いた段階くらいの事を指します。不景気が続いたことにより政策金利(短期金利)は極めて低い状態にあります。相場としては総悲観に近い状態です。株式を買いにくい時期ではありますが、「夜明け前が一番くらい」というように、今後の上昇相場の一歩手前というところです。
業績相場
業績相場(ぎょうせきそうば)とは、景気の底が見え、景気が上向きになったことがわりとハッキリする時期で企業の業績等も大幅な回復を見せる時期となります。相場も大いに盛り上がる時期となり、特に金融セクターや不動産セクターなどが買われる傾向となります。
逆金融相場
逆金融相場(ぎゃくきんゆうそうば)とは、企業業績自体は比較的好調を続けていますが、政策金利(短期金利)の引き上げが行われ景気の過熱が心配される時期でもあります。世間的には景気の回復が鮮明となり、相場全体も楽観ムードとなります。
逆業績相場
逆業績相場(ぎゃくぎょうせきそうば)とは、政策金利の上昇や在庫数の伸びなどから企業業績が落ち始めるという景気の後退期となります。この時期からは各経済指標などでも景気後退局面にあることがはっきりします。優良企業やディフェンシブ株の株価は比較的安定しますが、業績悪化傾向をしめす企業の株価は大いに売られます。将来性よりも安定性が重視される傾向にあります。
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